TAAF2023コンペティション部門グランプリは『犬とイタリア人お断り』と『国境』に決定!
2023/03/13
長編アニメーション
グランプリ
犬とイタリア人お断り No Dogs or Italians Allowed
優秀賞
ティティナ Titina
短編アニメーション

グランプリ
国境 The Borderline
優秀賞
キツネの女王 The Queen of the Foxes

豊島区長賞
月にスウィング Swing to the Moon
学生賞
サカナ島胃袋三腸目 3 Intestine Road, Fish Island
©Mikrofilm and Vivi Film
©INSTITUTO MEXICANO DE CINEMATOGRAFÍA (IMCINE)
©ESMA
© 2022 Moe Wakabayashi
「コンペティション部門」は、プロ・アマ問わず応募のあった、日本国内で未興行のアニメーション作品を対象としています。
60分以上の作品は長編アニメーション、30分未満は短編アニメーションとなり、本年度の長編アニメーションには26の国と地域より31作品(昨年31作品)の応募があり、4作品がノミネート。短編アニメーションには63の国と地域から応募された872作品(昨年874作品)の応募があり、29作品がノミネートされておりました。
本年度は3年ぶりに各国から審査員が来日し審査を行い、対面での審査会を実施。長編・短編ともに受賞作品を決定いたしました。
審査結果および審査員は以下の通りです。
| 長編アニメーション | グランプリ | 犬とイタリア人お断り 英題:No Dogs or Italians Allowed 監督:アラン・ウゲット 製作国:フランス・イタリア・ベルギー・スイス・ポルトガル ※東京都知事賞もあわせて授賞 |
|---|---|---|
| 優秀賞 | ティティナ 英題:Titina 監督:カイサ・ネス 製作国:ベルギー・ノルウェー |
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| 短編アニメーション | グランプリ | 国境 英題:The Borderline 監督:クリスティアン・アレドンド・ナルバエス 製作国:メキシコ ※東京都知事賞もあわせて授賞 |
| 優秀賞 | キツネの女王 英題:The Queen of the Foxes 監督:マリナ・ロセ 製作国:スイス |
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| 豊島区長賞 | 月にスウィング 英題:Swing to the Moon 監督:マリー・ボルデソーレ、アドリアナ・ブジー、ナディーン・デ・ブール、エリザ・ドリク、クロエ・ラーズ、ヴァンサン・レブレーロ、ソレンネ・モロー 製作国:フランス |
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| 学生賞 | サカナ島胃袋三腸目 英題:3 Intestine Road, Fish Island 監督:若林 萌 製作国:日本 |
TAAF2023 コンペティション部門長編アニメーション 審査員

東 不可止株式会社エー・ティー・エックス 取締役 事業本部長
1966年生、広島市出身。1989年テレビ東京入社。1999年から2011年までアニメーション番組プロデューサー。プロデューサーや担当として80本以上の作品に携わる。その後名古屋支社長、総合マーケティング局専任局長などを経て、2021年から㈱エー・ティ-・エックス取締役。CS放送アニメ専門チャンネルで事業本部を担当。過去に担当した主な番組は『銀魂』『NARUTO疾風伝』『BLUE DRAGON』『スクールランブル』など。

木村 隆一日本アニメーター・演出協会 理事/監督
1971年生まれ。多摩美術大学美術学部II部卒業後、スタジオジュニオに入社。その後フリーランスでアニメーションの演出家として活動している。代表作、『アイカツ!シリーズ』(監督・スーパーバイザー)。

セザール・カブラル監督
São Paulo University(ECA-USP)のArts and Communication Schoolにてシネマの学位を取得。1998年にストップモーションアニメーターとしてキャリアをスタートし、2000年にアニメーション会社、Coala Filmesを共同設立した。監督作の短編ストップモーション映画、『The Re Bordosa Dossier』(2008年)はブラジルや国際的な映画祭で70以上の賞を受賞し、『Storm』(2010年)はアヌシー、広島、ハバナ、サンダンスなどの世界中の有名映画祭でノミネートされた。2シーズンにわたって制作、監督したヤングアダルト向けのストップモーションアニメーションシリーズ『Angeli The Killer』は、2018年アヌシー国際アニメーション映画祭でノミネートされ、Canal Brazilで放映された。『ボブ・スピットボブ・スピット-人間なんてクソくらえ-』は、数々の有名映画祭の中で、2021年のアヌシー国際アニメーション映画祭のContrechamp部門で最優秀長編賞、オタワ国際アニメーションフェスティバルで最優秀長編賞、2022年の東京アニメアワードフェスティバルで優秀賞を受賞した。

キム・ヘリジャーナリスト
1994年に西洋史の学位でソウル大学校を卒業後、1995年に週間映画雑誌『CINE21』に創設メンバーとして参加し、映画や映画制作者などについて執筆した。その後、映画学の修士号を取得するためにイギリスのイーストアングリア大学で学び、『Apologies to Movie』『Talk to Her』『Freeze Frame』『Talk to Her Vol.2』『Sitting in Pictures』『Looking at You Looking at Me』などの本を出版。また、韓国の数々の国際映画祭や2008年のロッテルダム国際映画祭で審査員を務めた。現在は、ソウル放送(SBS)のポッドキャスト「キム・ヘリのフィルム・クラブ」でホストを務めている。
TAAF2023 コンペティション部門短編アニメーション 審査員

こだま 兼嗣アニメーション監督
1970年アニメーターになる。1977年『新ルパン三世』作画監督。1981年演出転向。
1984年『キャッツ♥アイ(第二シリーズ)』監督。1987年『シティーハンター』監督。1996年『名探偵コナン』監督。1997年劇場映画7作『名探偵コナン』監督。2006年『結界師』監督。2008年『テイルズ オブ ジ アビス』監督。2019年劇場映画『シティーハンター・新宿PRIVATE EYES』総監督。
1984年『キャッツ♥アイ(第二シリーズ)』監督。1987年『シティーハンター』監督。1996年『名探偵コナン』監督。1997年劇場映画7作『名探偵コナン』監督。2006年『結界師』監督。2008年『テイルズ オブ ジ アビス』監督。2019年劇場映画『シティーハンター・新宿PRIVATE EYES』総監督。

里見 哲朗ライデンフィルム 代表取締役/バーナムスタジオ 取締役
1974年生まれ。日本のアニメーションプロデューサー。株式会社ムービック、株式会社ブロッコリーを経て2003年に独立。アニメーションの企画プロデュースを手がける有限会社バーナムスタジオを設立する。2012年に制作スタジオの株式会社ライデンフィルムを設立。代表作『ギャラクシーエンジェル』『サムライチャンプルー』『アルスラーン戦記』『ニンジャバットマン』『東京リベンジャーズ』他多数。日本SF作家クラブ会員。
チャーリー・ベリン監督/アニメーター
監督およびアニメーター。フランスルーベ のEsaat、アングレームのEmca、そしてブール=レ=ヴァロンスにあるLa Poudrièreなど、複数のアニメーション学校で学び、学習の一環として、幾つかの短編を監督した。その後「Fresh Out of school – Apollinaire season」コレクションの1つで制作した『Le Coin』はプロとしてのデビュー作である。最近では、Camera lucida ProductionsとDoncvoilà productionsとの共同制作でTVスペシャル『ファニーバード』を監督した。

エリーゼ・ラべカナダ国立映画制作庁 フェスティバル・劇場上映 チーフ
カナダ国立映画制作庁(NFB)で長年に渡り、数々の役職を務めてきた、カナダの受賞創作作品における国家公務員のプロデューサーである。2011年より映画祭部門の長となり、多数のドキュメンタリー、アニメーション映画、人々を魅了する作品の立ち上げに何年間も貢献した。モントリオール大学でビジュアルアーツの学士号と脚本執筆の学位を取得後、NFBと連携する非凡な作品やアーティストたちに情熱を注ぐようになった。以来、現代アニメーションやドキュメンタリー映画製作の著名人たちと協力してきた。公務における際立った業績に対して、Queen’s Jubilee Medalを授与されている。

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