アニメ功労部門とは
「アニメ功労部門」はアニメーション産業・文化の発展に大きく寄与した方を顕彰するものです。制作現場における技術、表現、人材育成などの長年の功績をたたえるだけでなく、教育活動・国際交流など広くアニメーション産業の社会的地位の向上に貢献された方に対しても、この賞を贈り顕彰いたします。
選考には、アニメーション業界の各方面より有識者を集め、公平な審議のもと、アニメ功労部門の顕彰に相応しいとされた方を選出しています。
TAAFの前身である東京国際アニメフェア・東京アニメアワードにおいて2005年に設立され、TAAF2024で20回目となり、総勢207名の方を顕彰しています。
選考方法
日本初のアニメーション作品が劇場公開された1917年から、テレビアニメの本格的登場を経て、最初の大きなアニメブームが花開いた1970年代末(1979年)までの期間をおもな範囲とし、その間に公開・放映された劇場・テレビ作品において重要な芸術的、技術的貢献をされ、その後も継続的に活躍した方々を対象としています。選考委員の公平な審議のもと、アニメ功労部門の顕彰に相応しいとされた方を選出しています。
TAAF2024アニメ功労部門 顕彰者
加藤 俊三 かとう しゅんぞう
プロデューサー
代表作品:『それいけ!アンパンマン』『あしたのジョー2』『スペースコブラ』
鳥山 明 とりやま あきら
原作者
アニメ「ドラゴンボール」シリーズは、原作40周年の2024年に最新作が予定されている
代表作品:『ドラゴンボール』『Dr.スランプ アラレちゃん』『SAND LAND』
富田 祐弘 とみた すけひろ
脚本家
代表作品:『伝説巨神イデオン』『ビックリマン』『超時空要塞マクロス』
髙橋 良輔 たかはし りょうすけ
監督
幅広いジャンルで常に独自の世界を展開してきた稀代の『作り手』
代表作品:『装甲騎兵ボトムズ』『太陽の牙ダグラム』『火の鳥』
関 修一 せき しゅういち
アニメーター
代表作品:『小さなバイキングビッケ』『ペリーヌ物語』『トム・ソーヤーの冒険』
大野 雄二 おおの ゆうじ
作曲家・ミュージシャン
ジャズ・イディオムに裏打ちされた作風でアニメ音楽に新風を巻き起こした
代表作品:『ルパン三世 PART2』『スペースコブラ』『キャプテンフューチャー』
古川 登志夫 ふるかわ としお
声優
人気アニメを支えてきた変幻自在なハイバリトンの匠
代表作品:『ドラゴンボール』『機動警察パトレイバー』『ゲゲゲの鬼太郎(TVアニメ第6期)』
デュプロシステム株式会社・山本 力 やまもと つとむ
その設計・製作には、時代が起こした奇跡としか言えない偶然が重なった
代表作品:トレスマシン
順不同・敬称略