「東京アニメアワードフェスティバル2019」では、本年も『動きのコンペティション』を行います。これは、演技を考える力とそれを観客に伝わる動き(=演技)にする力を競うコンペティションです。
鉛筆1本と楽しい出来事を想像する力があれば、どなたでも応募できます。
指定されたキャラクター・音楽・作品フォーマットに従って、50秒の作品を1人~5人で制作し、ご応募ください。
応募作品は、アニメーション業界の第一線で活躍するアニメーターを中心に、プロのアニメ業界関係者が審査し、TAAF期間中に講評会も行います。
応募規定
- どなたでも応募できます。プロ、アマチュア、学生、年齢、国籍は問いません。
- 個人でもグループでも、応募可能です。
※グループ応募の場合は1グループ5名までを上限とします。
※学校としての応募も可能です。
公募期間
2018年6月27日(水)~2018年12月25日(火)
課題
『とても痛かった思い出』を1ブロック10秒*5ブロック、計50秒の作品にしてください。
あなたが下記のデザインの男の子(女の子)のような年齢だった頃を思い出してください。
誰でも小さい頃には、転んだり、落ちたり、何かに触ったりして『痛い思い』をしたことがあると思います。
そのときに、「何故転んだんだろう?」「どんな転び方をしたんだろう?」等々を思い出しながら、ストーリーを観る人にも分かるような『演技』で伝えてください。
「キャラクターを動かす(演技をする)」ことで『観客に伝わるように表現する』ことが評価の対象になります。
※漫符や文字は使わず、キャラクターのポーズや動きで表現してください。
竹内フェスティバルディレクターからアドバイス
自分が男の子(女の子)になったつもりで、身体を動かして演じてみてください!
観客に伝わる表現が発見できると思います。頭の中だけで考えてもうまく行きませんよ。
課題条件1
- キャラクターは、以下の2種類(『男の子』・『女の子』)を使用してください。
- 1カット内に両キャラクターを登場させても構いません。
- 作品に合わせて以下の4種類の音楽を使用してください。それぞれの音楽の尺は9秒です。
なお、以下の4種類の音楽以外は使用不可です。
[ ugoki_sound.zip ] ZIP形式で圧縮(wavファイル4点 14.1MB) - 制作技法・ツール(2D、3DCG等)は問いません。
- 背景の有無は問いません。表現に必要かどうかはご自身で判断してください。
- 着彩の有無は問いません。表現に必要かどうかはご自身で判断してください。
(線画のみのアニメーションでも構いません。)
※まず審査基準となるのは、「動きの表現」です。綺麗かどうかは二次的な審査となります。 - グループ応募の場合は1グループ5名までを上限の人数とします。
※学校としてのエントリーも可能です。
課題条件2
- 5ブロックまとまってひとつの作品となるようにしてください。
- 1ブロックは10秒でなければなりません。
- 各ブロックの出来事がつながっていても、別の出来事がオムニバスのように展開しても構いません。
- 登場人物の性格は、全ブロックで一貫していなければなりません。
竹内フェスティバルディレクターからアドバイス
1ブロックにひとつの出来事を盛り込むようにするといいと思いますよ。
作品フォーマット
ブロックのフォーマット
1ブロックの尺はきっかり10秒としてください。
※音楽は9秒ですので、ブロックとブロックの間には、無音の部分が出来ます。
※5ブロックがつながってひとつの作品となるように作ってください。
※全てのブロックがそれぞれ10秒ちょうどとなるようにしてください。
※あるブロックは9秒、次のブロックは11秒とすることはできません。
OP 0.5秒 |
ブロック1 10秒 |
ブロック2 10秒 |
ブロック3 10秒 |
ブロック4 10秒 |
ブロック5 10秒 |
END 0.5秒 |
---|---|---|---|---|---|---|
00”01~00”12 |
00”13~10”12 |
10”13~20”12 |
20”13~30”12 |
30”13~40”12 |
40”13~50”12 |
50”13~51”00 |
オープニング
作品の頭に0.5秒のオープニングを付けてください。
「オープニング」には、以下の2点を分かり易く入れてください。
1.作品のタイトル
2.作者の全員の氏名(フルネーム)
エンディング
作品の末尾に0.5秒のエンディングを付けてください。
「エンディング」には、以下の2点を分かり易く入れてください。
1.「おわり」のマーク ※「終わり」と分かれば、どんな表記でも構いません。
2.作者の全員の氏名(フルネーム)
提出作品フォーマット
提出作品としては、【オープニング:0.5秒】+【本編:10秒×5ブロック】+【エンディング:0.5秒】の51秒となります。以下のような作品フォーマットに従ってください。
オープニング タイトル・制作者氏名 |
本編 | エンディング ENDマーク・制作者氏名 |
---|---|---|
12コマ(=0.5秒) 00”01~00”12
|
10秒×5ブロック 00”13~50”12
|
12コマ(=0.5秒) 50”13~51”00
|
応募形式
- 作品は下記の形式で作成してください。
コンテナ:MP4
音声コーデック:AAC
動画コーデック:H.264
解像度:1920×1080(アスペクト比が16:9以外の場合は、これ以下とする。)
ファイル名:英数字のみ使用し、拡張子は .mp4 とする。ビットレートなどは下記を推奨する。
映像ビットレート:10Mbps以上
音声ビットレート:320Kbps
音声サンプルレート:48kHz - 下記の『応募受付』をクリックして、応募者登録を行ってください。
その後、メールにてご連絡したマイページにログインし、作品を応募してください。
賞金・賞品
最優秀賞: 1作品 賞金5万円
優秀賞: 2作品 賞金3万円
入選: 2作品 賞金なし
※但し、学校として参加された場合は、学校に対して賞金をお渡しいたします。
※受賞の証として、最優秀賞・優秀賞には賞状を送ります。
※該当作品がない場合もあります。
審査員
日本動画協会の会員社及び現在第一線で活躍するアニメーションプロデューサー、アニメーター等が審査にあたります。
過去の実績
TAAF2017
粟飯原君江(株式会社白組 広報宣伝プロデューサー・テクニカルディレクター)
入江泰浩(監督/アニメーター)
河口佳高(株式会社サンライズ IP事業本部 ライツ営業部 部長)
清水義裕(株式会社手塚プロダクション 取締役)
田中伸明(日本アニメーション株式会社 制作部長)
りょーちも(アニメーションディレクター)
TAAF2018
粟飯原君江(株式会社白組 広報宣伝プロデューサー・テクニカルディレクター)
井上俊之(アニメーター)
岡崎茂(株式会社手塚プロダクション 著作権事業局 営業2部 映像事業課 課長)
河口佳高(株式会社サンライズ IP事業本部 ライツ営業部 部長)
(順不同・敬称略)
上映及び発表
- 「東京アニメワードフェスティバル2019」期間中の1プログラムとして、応募作品の上映および、審査員より各作品への講評、各賞の発表を行います。
実施日:2019年3月10日(日)または11日(月)※予定
応募をご検討の方限定
- 商業アニメーションの現場でも使用されているアニメーション制作ソフトウェア「CLIP STUDIO PAINT EX」の期間限定版を無料で進呈いたします。応募作品の制作にご利用ください。ご希望の方は以下のリンクから、アンケートにご回答ください。
TAAF2018『動きのコンペティション』受賞作品
最優秀賞
チーム名:くまさんず
監督:柏熊信
作画・仕上げ・撮影:柏熊信 岩崎海斗 目黒洸一 八幡匡耶 宮崎倫史
優秀賞
チーム名:パーソンズアンノウン
監督:松坂 一慶