東京アニメアワードフェスティバル2025

コンペティション部門 一次選考委員

COMPETITION

TAAF2023 長編アニメーション 一次選考委員

伊藤 響株式会社タツノコプロ 代表取締役社長

今回、多くの長編アニメーションに触れ、その質の高さに驚き、改めてアニメーションの奥の深さ、力の強さを感じました。世界各国のクリエイターたちが、各々のテーマを独自の視点、独自の手法で表現し、工夫を凝らした構成や演出、見応えのある映像技術が数多く見られました。その中でも特に優れた作品を選ばせていただきました。ご高覧ください。

キム・ジュニアン新潟大学 経済科学部 学際日本学プログラム 准教授

今回の選考過程は、手法やジャンル、観客層、テーマ、文化的背景の面で多種多様な最新の長編アニメーションに出会う、とてもエクサイティングな時間でした。と同時に、そのなかから4作品を選ぶのは容易なことではありませんでした。結果的には個性的ながらも映像表現と物語共に楽しむことができる作品が揃ったと思います。皆様もどうぞお楽しみ下さい。

鈴木 路子プロデューサー

応募作品はどれも本当に素晴らしい作品ばかりで、選ばせていただくのが申し訳ない気持ちさえしました。
他方、テーマ的に暗く重い作品もあり、この時代ならではなのかなという感じもしております。
TAAFのコンセプトに加え、優れた作品として多くの方に伝わり、受け入れられるであろう作品を選ばせていただきました。是非ご覧いただければと思います。

西岡 純一株式会社スタジオジブリ 広報・学芸担当スーパーバイザー

一次選考で感じたことは、明日にでも配給会社が手を挙げて映画館で公開されそうな作品もあれば、政治的告発や私的な自伝的作品もあり、何を優先すべきか悩まされたことだった。結果、ノミネートの4作品はいずれもバランスの取れた見応えのある作品ばかりとなり、これが複数の選考員で選ぶことの意義だろうと思った次第。

TAAF2023 短編アニメーション 一次選考委員

粟飯原 君江元 株式会社白組 アニメーションプロデューサー

短編コンペティション一次選考会では、たくさんの作品たちが多様性の問題、紛争のこと、コロナ禍の分断など作家たちは敏感に世の中を見て、問いかけてきました。映像の中から、いろんな言葉が聞こえてきます。自分が正しく受け取れているのか、選考は非常に悩みました。2022年の空気を感じさせる作品たちに出会わせていただきまして、感謝しかありません。

五十嵐 淳之日本電子専門学校 クリエイター教育 部長

これほどまでに多種多様な映像作品を集中的に鑑賞したのは初めてかもしれない。国や地域により発想・技術・表現が大きく異なる。もちろん、言語も。台詞も字幕も通じない中、何よりも「制作にかける熱い想い」が大切なことを改めて思い知らされた。想いがこもった作品は強い!たくさんの素敵な作品との出会いに心から感謝。

数井 浩子アニメーター・演出/京都精華大学 マンガ学部 准教授

創ることは楽しく、それが「届く」ことは幸せなことです。今回も作者のコンセプトや想いが「届く」佳品ばかりで、選ぶのが難しかったのですが、作者の育った時代と文化、そのなかで感じる社会の矛盾、そこから生みだされる独自の苦悩と創造世界。アニメーションにはまだまだ可能性があるのだということを再認識しました。ぜひ会場でお楽しみください。

近藤 左千子株式会社pHスタジオ 代表取締役/アートディレクター

どれが選ばれてもおかしくない力作が多く、最後まで悩み続けました。
惜しくもノミネートされなかった作品の中にも素晴らしいものがたくさんあった事をお伝えしたいです。
アニメーションの表現も広がり、質の高さに驚かされ、様々なメッセージ…こういった力を込めた作品は観る人の心にしっかりと影響を与えるのだと再認識しました。感謝!

清水 洋アニメーター

今回この様な機会をいただき、ありがとうございました。
審査するにあたり、どの作品もすばらしく、選ぶのが本当に大変でした。
また、自分にとってもとても刺激になりました。
世界中にこんなにアニメーションを愛する人が多いことを改めて実感しました。
もっとゆっくりと、一つ一つの作品を鑑賞したいです。

宮澤 真理お弁当アーティスト/アニメーション監督

世界中のこんなに多くの人が、誰にでも伝わる不変的な表現を探していること、その強烈な熱意に対面する経験でした。また、作品を作るひた向きな姿勢を垣間見て、表現したいことの核心を探し続け、そしてその核心の最もシンプルな表現を求め続ける切なさと喜びを改めて感じました。素晴らしい作品に出合う機会をいただいたことに感謝します。

森田 実アニメーター

完成された映像を審査するのは今回が初めてです。
世界各地から集まった作品は、どれも作り手の熱意が画面から伝わる力作ばかりで、選ぶのに困ることも多々ありました。
プロ2Dアニメーターから見ても大変勉強になり、とても刺激を受けました。
貴重な機会を作って頂き、ありがとうございます。

万木 壮株式会社KADOKAWA ライトノベル/新文芸統括部 統括部長

ノミネート作品の選考は、あれも入れたい、これも入れたいと実に苦悩の日々でした。とはいえノミネート作品以外でも多くの魅力的な映像を観られたのは役得だったのかもしれません。映像表現の豊かさ、言葉の壁を越えて心打つ物語、それぞれのお国のバックボーンを感じさせる作風。多彩な作品がノミネートされたことと思います。ぜひ会場でお楽しみください。
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