コンペティション部門とは
東京アニメアワードフェスティバル2025(TAAF2025)は独創的で強いメッセージ性を持ち、新たな可能性を秘めた、長編、短編アニメーション作品を、全世界から募集いたします。高いクオリティと、オリジナリティを持つ作品を上映し、クリエイターや観客に刺激と感動を提供し、新たな人材の発掘と、アニメーション文化と産業の振興に寄与することを目的としています。
- 開催日:2025年3月7日(金)~10日(月)
- 開催場所:東京・池袋
作品区分について
※30分以上、60分未満の中編作品については、一度、1.長編アニメーションにてご応募ください。その後、TAAF事務局より、1.長編、2.短編、いずれが適切かをご連絡いたします。
応募作品について
- 2023年1月1日以降に完成したアニメーション作品。
(国籍、プロフェッショナル、アマチュア、学生作品を問いません。) - 2025年3月6日(木)までに、日本国内において、一定期間継続して有料上映・有料配信された興行作品、放映作品、販売作品は、対象外となります。(映画祭上映、試写会等での上映歴は、問題ありません。)
- 過去にTAAFにノミネートされた作品はエントリーできません。
- 応募費用は無料です。
- 応募締め切り
- 短編アニメーション:2024年10月31日(木)
- 長編アニメーション:2024年11月10日(日)
- 募集締め切り後、一次選考委員による作品選考を行い、コンペティション部門ノミネート作品を選出いたします。ノミネート作品は応募者にご連絡するとともに、TAAF公式サイト上にて発表いたします。
- 上映時に必要な素材は、Apple ProRes (1920×1080 pixel)あるいはDCP(長編)です。
- 一次選考を通過した作品はTAAF開催期間中、主会場にて、一般向け劇場上映されると共に、審査員による本審査を行います。
- 上映プログラムは一次選考後、TAAF公式サイトにて発表いたします。
優秀な作品には、グランプリ(長編・短編 副賞50万円)、優秀賞(長編・短編 副賞10万円)、学生賞(短編応募作品 副賞10万円)、他各賞が贈られます。
応募される方は、各概要、応募要項をよく読み、ご応募ください。
アニメーション産業の未来を担う、クリエイティビティ溢れる作品のご応募をスタッフ一同、心よりお待ちしております。
お問い合わせ
東京アニメアワードフェスティバル実行委員会事務局(TAAF事務局)
(一般社団法人日本動画協会内)
Email : info@animefestival.jp
TAAF2025の受賞作品
長編アニメーション
-
グランプリ
ボートインザガーデン A Boat in the Garden
優秀賞
クラリスの夢 Clarice’s Dream
短編アニメーション
グランプリ
一人ぼっちの洗濯 Loneliness & Laundry
優秀賞
クマと鳥 The Bear and the Bird
-
豊島区長賞
ピエトラ Pietra
学生賞
ヨビとアマリ Yobi and Amari: Story of Spares
©Urban Sales. All Rights Reserved.
©Chicken Fruit Ltd. All Rights Reserved
©2024 Miou Hiruma/Mh-artworks
長編アニメーション | グランプリ | ボートインザガーデン 英題:A Boat in the Garden 監督:ジャン=フランソワ・ラギオニ 製作国:ルクセンブルク フランス ※東京都知事賞もあわせて授賞 |
---|---|---|
優秀賞 | クラリスの夢 英題:Clarice’s Dream 監督:グト・ビカルホ、フェルナンド・グティエレス 製作国:ブラジル |
|
短編アニメーション | グランプリ | 一人ぼっちの洗濯 英題:Loneliness & Laundry 監督:ジョニー・イブソン 製作国:イギリス ※東京都知事賞もあわせて授賞 |
優秀賞 | クマと鳥 英題:The Bear and the Bird 監督:マリー・コドリー 製作国:フランス |
|
豊島区長賞 | ピエトラ 英題:Pietra 監督:シンシア・レヴィタン 製作国:スペイン ポルトガル ポーランド ブラジル リトアニア |
|
学生賞 | ヨビとアマリ 英題:Yobi and Amari: Story of Spares 監督:比留間 未桜 製作国:日本 |
TAAF2025 コンペティション部門長編アニメーション 審査員
角南 一城株式会社コミックス・ウェーブ・フィルム 常務取締役
東京都出身。1972年生まれ。1998年ミネソタ州立大学セントクラウド校卒業。1999年 、CWFの前身である(株)コミックス・ウェーブに入社。『ほしのこえ』(2002)より新海誠監督作品の海外展開を担当し、新海監督のワールドツアーや中東ワークショップにも同行。2007年より(株)コミックス・ウェーブ・フィルム取締役。現在、同社にて事業開発統括として国内事業と海外事業を支えている。
百瀬 義行アニメーション演出家
アニメーション演出家。高畑勲監督作品『火垂るの墓』(1988)の原画担当を機にスタジオジブリ入社。
以降『おもひでぽろぽろ』(1991)、『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994)、『もののけ姫』(1997)、『千と千尋の神隠し』(2001)『かぐや姫の物語』(2013)など、数々のスタジオジブリ作品で中核的役割を担った。
『ギブリーズ episode2』(2002)で短編初監督。capsuleや新垣結衣のPVでも活躍。
その後、スタジオポノック短編劇場『ちいさな英雄』(2018)の一編『サムライエッグ』、オリンピック文化遺産財団芸術記念作品『Tomorrow’s Leaves』(2021)、長編アニメーション映画『屋根裏のラジャー』(2023)で監督を務める。
ケネス・T・伊藤phuuz entertainment アニメーションプロデューサー
アニメーション業界歴30年以上のベテラン。1986年に株式会社東京ムービー新社でキャリアをスタートさせ、その後、DICエンターテイメントやFilm Romanをはじめとする様々なアニメーション・スタジオで仕事をする。2011年から2020年までは、アニメーション制作の責任者として、カリフォルニア州グレンデールのマーベル・アニメーション・ユニットで陣頭指揮を執り、『ハルク: スマッシュ・ヒーローズ』『アベンジャーズ・アッセンブル』『Guardians of the Galaxy』『Spider-Man』など数々のシリーズを制作した。現在はメディアコンテンツ開発会社、phuuz entertainmentの共同経営者である。
ケルディ・オエンゴNukufilm プロデューサー
2003年からストップモーション・アニメーション・スタジオ、Nukufilmのエグゼクティブ・プロデューサー。経済学の修士号を持ち、ヨーロッパ各地でいくつかのテレビおよびアニメーション制作のワークショップに参加した。短編アニメーション50作品と国際共同制作の長編アニメーション2作品、『Lisa Limone and Maroc Orange』『Captain Morten and the Spider Queen』のプロデューサーやプロダクション・マネージャーを務める。『Koerkorter (Dog Apartment)』は2023年アカデミー賞の短編アニメーション部門のショートリストに入った。また、エストニア芸術アカデミーおよびBaltic Media Schoolのアニメーション学部の制作の講師でもある。The Board of Estonian Animation Association、The Council of Estonian Filmmakers Association、The Board of European Animation Awards Emile Awardsの会員。
TAAF2025 コンペティション部門短編アニメーション 審査員
一色 あづるアニメーション作家
1949年生。東映動画(TV)に5年間在籍後フリーでレーザー・アニメーション・イラスト等を手懸け活動。「G9+1」に参加(10名のアニメーション制作集団)JAA会員。ASIFA会員。
・主な作品
『風』上海国際アニメーション入選。
『地球の一日』国際環境映画祭受賞(アニメ部分)東京ガス。
『TOKYOファンタジア』東京国際アニメワールドグランプリ(G9+1)。NHKみんなのうた等。
瀬谷 新二手塚プロダクション アニメーションディレクター
1959年12月24日生まれ。手塚プロダクションアニメーションディレクター、現在デジタルラボ責任者として業界のデジタル化に尽力中。
・主な作品
『アストロボーイ鉄腕アトム』総作画監督・キャラクターデザイン。
『アリソンとリリア』総作画監督・キャラクターデザイン。
『ネズミ物語』作画監督・キャラクター設計。
・人材育成事業
人材育成事業「あにめたまご」人材育成委員長など。
ジュリアン・ビサロ監督
The Beaux-Arts AcademyとヴァランスのLa Poudrièreで学んだフランス人監督。様々な役割で長編映画に携わる:『ブレンダンとケルズの秘密』(背景美術、レイアウトマン)、『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』(アニメーター、チーフレイアウトデザイナー)、『Le tableau』(絵コンテ、グラフィックデザイン)、絵コンテを担当した『失くした体』では第47回アニー賞にノミネートされた。クレア・パオレッティと共同執筆した初の短編『Bang Bang!』は2015年のセザール賞にノミネートされ、また17もの国際的な賞を受賞した。その後、パオレッティと共同執筆し、二人の会社であるPicolo Picturesがプロデュースした26分の作品、『ショームの大冒険』は、2020年アヌシー国際映画祭での最優秀テレビ作品、クリスタル賞、第48回アニー賞でのthe Best Production Design/TV Media Awardなど複数の賞を受賞し、2021年のセザール賞にもノミネートされた。現在は、初の長編『Little Run』に取り組んでいる。
スレッシュ・エリヤット監督
1973年11月生まれ。1997年ナショナル・インスティテュート・オブ・デザイン、アニメーション専攻卒業。1999年にFamous Studiosと共同でFamous House of Animationを設立。数々の画期的なアニメーション広告、短編、ミュージックビデオを制作し、インド製アニメーションの概念を塗り替えた。2009年、妻のNilimaと共にStudio Eeksaurusを立ち上げ、インドのアニメーション業界を国際舞台へと更に押し上げる。2015年アヌシー国際アニメーション映画祭のクリスタル賞、2016年、2018年、2022年のThe President’s National AwardのBest Animated Filmなど、幾つもの権威ある賞を受賞。数々の有名な国際的賞の審査員を務め、未来の映画製作者たちに刺激を与え続けている。映画制作の他、多くの作品を生み出すイラストレーターでもあり、日常生活を描いたスケッチから発想を得た著書『Drawing Stories』は高い評価を受けた。また、インド古典音楽のボーカリストの訓練を受けており、サウンドデザインに対する深い理解が、彼の作品の感情的な深みを高めている。

角南 一城株式会社コミックス・ウェーブ・フィルム 常務取締役
東京都出身。1972年生まれ。1998年ミネソタ州立大学セントクラウド校卒業。1999年 、CWFの前身である(株)コミックス・ウェーブに入社。『ほしのこえ』(2002)より新海誠監督作品の海外展開を担当し、新海監督のワールドツアーや中東ワークショップにも同行。2007年より(株)コミックス・ウェーブ・フィルム取締役。現在、同社にて事業開発統括として国内事業と海外事業を支えている。

百瀬 義行アニメーション演出家
アニメーション演出家。高畑勲監督作品『火垂るの墓』(1988)の原画担当を機にスタジオジブリ入社。
以降『おもひでぽろぽろ』(1991)、『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994)、『もののけ姫』(1997)、『千と千尋の神隠し』(2001)『かぐや姫の物語』(2013)など、数々のスタジオジブリ作品で中核的役割を担った。
『ギブリーズ episode2』(2002)で短編初監督。capsuleや新垣結衣のPVでも活躍。
その後、スタジオポノック短編劇場『ちいさな英雄』(2018)の一編『サムライエッグ』、オリンピック文化遺産財団芸術記念作品『Tomorrow’s Leaves』(2021)、長編アニメーション映画『屋根裏のラジャー』(2023)で監督を務める。
以降『おもひでぽろぽろ』(1991)、『平成狸合戦ぽんぽこ』(1994)、『もののけ姫』(1997)、『千と千尋の神隠し』(2001)『かぐや姫の物語』(2013)など、数々のスタジオジブリ作品で中核的役割を担った。
『ギブリーズ episode2』(2002)で短編初監督。capsuleや新垣結衣のPVでも活躍。
その後、スタジオポノック短編劇場『ちいさな英雄』(2018)の一編『サムライエッグ』、オリンピック文化遺産財団芸術記念作品『Tomorrow’s Leaves』(2021)、長編アニメーション映画『屋根裏のラジャー』(2023)で監督を務める。

ケネス・T・伊藤phuuz entertainment アニメーションプロデューサー
アニメーション業界歴30年以上のベテラン。1986年に株式会社東京ムービー新社でキャリアをスタートさせ、その後、DICエンターテイメントやFilm Romanをはじめとする様々なアニメーション・スタジオで仕事をする。2011年から2020年までは、アニメーション制作の責任者として、カリフォルニア州グレンデールのマーベル・アニメーション・ユニットで陣頭指揮を執り、『ハルク: スマッシュ・ヒーローズ』『アベンジャーズ・アッセンブル』『Guardians of the Galaxy』『Spider-Man』など数々のシリーズを制作した。現在はメディアコンテンツ開発会社、phuuz entertainmentの共同経営者である。

ケルディ・オエンゴNukufilm プロデューサー
2003年からストップモーション・アニメーション・スタジオ、Nukufilmのエグゼクティブ・プロデューサー。経済学の修士号を持ち、ヨーロッパ各地でいくつかのテレビおよびアニメーション制作のワークショップに参加した。短編アニメーション50作品と国際共同制作の長編アニメーション2作品、『Lisa Limone and Maroc Orange』『Captain Morten and the Spider Queen』のプロデューサーやプロダクション・マネージャーを務める。『Koerkorter (Dog Apartment)』は2023年アカデミー賞の短編アニメーション部門のショートリストに入った。また、エストニア芸術アカデミーおよびBaltic Media Schoolのアニメーション学部の制作の講師でもある。The Board of Estonian Animation Association、The Council of Estonian Filmmakers Association、The Board of European Animation Awards Emile Awardsの会員。

一色 あづるアニメーション作家
1949年生。東映動画(TV)に5年間在籍後フリーでレーザー・アニメーション・イラスト等を手懸け活動。「G9+1」に参加(10名のアニメーション制作集団)JAA会員。ASIFA会員。
・主な作品
『風』上海国際アニメーション入選。
『地球の一日』国際環境映画祭受賞(アニメ部分)東京ガス。
『TOKYOファンタジア』東京国際アニメワールドグランプリ(G9+1)。NHKみんなのうた等。
・主な作品
『風』上海国際アニメーション入選。
『地球の一日』国際環境映画祭受賞(アニメ部分)東京ガス。
『TOKYOファンタジア』東京国際アニメワールドグランプリ(G9+1)。NHKみんなのうた等。

瀬谷 新二手塚プロダクション アニメーションディレクター
1959年12月24日生まれ。手塚プロダクションアニメーションディレクター、現在デジタルラボ責任者として業界のデジタル化に尽力中。
・主な作品
『アストロボーイ鉄腕アトム』総作画監督・キャラクターデザイン。
『アリソンとリリア』総作画監督・キャラクターデザイン。
『ネズミ物語』作画監督・キャラクター設計。
・人材育成事業
人材育成事業「あにめたまご」人材育成委員長など。
・主な作品
『アストロボーイ鉄腕アトム』総作画監督・キャラクターデザイン。
『アリソンとリリア』総作画監督・キャラクターデザイン。
『ネズミ物語』作画監督・キャラクター設計。
・人材育成事業
人材育成事業「あにめたまご」人材育成委員長など。

ジュリアン・ビサロ監督
The Beaux-Arts AcademyとヴァランスのLa Poudrièreで学んだフランス人監督。様々な役割で長編映画に携わる:『ブレンダンとケルズの秘密』(背景美術、レイアウトマン)、『くまのアーネストおじさんとセレスティーヌ』(アニメーター、チーフレイアウトデザイナー)、『Le tableau』(絵コンテ、グラフィックデザイン)、絵コンテを担当した『失くした体』では第47回アニー賞にノミネートされた。クレア・パオレッティと共同執筆した初の短編『Bang Bang!』は2015年のセザール賞にノミネートされ、また17もの国際的な賞を受賞した。その後、パオレッティと共同執筆し、二人の会社であるPicolo Picturesがプロデュースした26分の作品、『ショームの大冒険』は、2020年アヌシー国際映画祭での最優秀テレビ作品、クリスタル賞、第48回アニー賞でのthe Best Production Design/TV Media Awardなど複数の賞を受賞し、2021年のセザール賞にもノミネートされた。現在は、初の長編『Little Run』に取り組んでいる。

スレッシュ・エリヤット監督
1973年11月生まれ。1997年ナショナル・インスティテュート・オブ・デザイン、アニメーション専攻卒業。1999年にFamous Studiosと共同でFamous House of Animationを設立。数々の画期的なアニメーション広告、短編、ミュージックビデオを制作し、インド製アニメーションの概念を塗り替えた。2009年、妻のNilimaと共にStudio Eeksaurusを立ち上げ、インドのアニメーション業界を国際舞台へと更に押し上げる。2015年アヌシー国際アニメーション映画祭のクリスタル賞、2016年、2018年、2022年のThe President’s National AwardのBest Animated Filmなど、幾つもの権威ある賞を受賞。数々の有名な国際的賞の審査員を務め、未来の映画製作者たちに刺激を与え続けている。映画制作の他、多くの作品を生み出すイラストレーターでもあり、日常生活を描いたスケッチから発想を得た著書『Drawing Stories』は高い評価を受けた。また、インド古典音楽のボーカリストの訓練を受けており、サウンドデザインに対する深い理解が、彼の作品の感情的な深みを高めている。